死なないで、逃げて逃げて

庭に咲いた桜の花

みなさん、こんばんは!日本共産党の手塚弘司です。今日は「啓蟄」です。普段あまり使わないんですが、「けいちつ」です。土の中で冬ごもりをしていた虫たちが這い出る頃なんですね。もうすっかり春です。

午前中は事務所で機関紙業務。午後は会議。会議が終わってからも機関紙業務。明日は水曜日で、日曜版が届きますからね。粛々と準備をしておかないと・・・。

事務所からの帰り、車の中でラジオを聞いていました。劇作家の鴻上尚史さんがしゃべっていました。2006年に「いじめ」をテーマにメッセージを出したことをしゃべっていました。リスナーのお便りで鴻上さんのこのメッセージが勇気をくれたとのお便りでした。聞きながら涙が出そうでした。当時、鴻上さんのこのメッセージを私は知っていました。

いじめられている君へ

死なないで、逃げて逃げて

あなたが今、いじめられているのなら、今日、学校に行かなくていいのです。

 あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。逃げて、逃げて、とことん逃げ続けることです。学校に行かない自分をせめる必要はありません。大人だって、会社がいやになったら、会社から逃げているのです。

 次にあなたにしてほしいのは、絶対に死なないことです。

 そのために、自分がどんなにひどくいじめられているか、周りにアピールしましょう。思い切って、「遺書」を書き、台所のテーブルにおいて、外出しましょう。学校に行かず、1日ブラブラして、大人に心配をかけましょう。そして、死にきれなかったと家にもどるのです。  それでも、あなたの親があなたを無視するのなら、学校あてに送りましょう。あなたをいじめている人の名前と、あなたの名前を書いて送るのです。

 はずかしがることはありません。その学校から、ちゃんと逃げるために、「遺書」を送るのです。

 死んでも、安らぎはありません。死んでも、いじめたやつらは、絶対に反省しません。

 あなたは、「遺書」を書くことで、死なないで逃げるのです。

 だいじょうぶ。この世の中は、あなたが思うより、ずっと広いのです。

 あなたが安心して生活できる場所が、ぜったいにあります。それは、小さな村か南の島かもしれませんが、きっとあります。

 僕は、南の島でなんとか生きのびた小学生を何人も見てきました。

 どうか、勇気を持って逃げてください。

(朝日新聞より2006年11月17日掲載)
画像は我が家に咲いた(昨年)桜です。今年もまもなく咲くでしょう。
今夜はここまでにします。おやすみなさい。

 

カテゴリー: 未分類   作成者: てづかこうじ パーマリンク
てづかこうじ

てづかこうじ について

●1961年生まれ ●1979年県立板野高校卒業・鳴門信用金庫就職 ●1980年劇団ほじゃなを結成  藍住子ども劇場運営委員長、日本アマチュア演劇連盟理事、徳島演劇協会副会長  鳴門信用金庫職員組合委員長などを歴任 ●2003年徳島信用金庫を退職  日本共産党の専従に  現在、日本共産党徳島地区委員会副委員長

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