わたしが一番きれいだったとき   茨木のり子

みなさん、おはようございます。日本共産党の手塚弘司です。宿直明け、朝食を食べながらこの詩を読みました。   

1945年に19歳で終戦を迎えた、茨木のり子さんの詩です。

   わたしが一番きれいだったとき
   街々はがらがらと崩れていって
   とんでもないところから
   青空なんかが見えたりした

   わたしが一番きれいだったとき
   まわりの人達が沢山死んだ
   工場で 海で 名もない島で
   わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

   わたしが一番きれいだったとき
   だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった
   男たちは挙手の礼しか知らなくて
   きれいな眼差だけを残して皆去っていった

   わたしが一番きれいだったとき
   わたしの頭はからっぽで
   わたしの心はかたくなで
   手足ばかりが栗色に光った

   わたしが一番きれいだったとき
   わたしの国は戦争で負けた
   そんな馬鹿なことってあるものか
   ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

   わたしが一番きれいだったとき
   ラジオからはジャズが溢れた
   禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
   わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

   わたしが一番きれいだったとき
   わたしはとてもふしあわせ
   わたしはとてもとんちんかん
   わたしはめっぽうさびしかった

   だから決めた できれば長生きすることに
   年とってから凄く美しい絵を描いた
   フランスのルオー爺さんのように

   ね

詩と画像とは関係ありません。

韓国ドラマ 「わたしが一番きれいだったとき」 イ・ジョンソク主演ドラマ! ・・・です。

409回目の金曜行動

6月19日の金曜日

409回目の徳島金曜行動に参加されたみなさん、お疲れさまでした。男子高校生4人が一緒に声を出して歩いてくれました。ありがとう。

男子高校生くんたち、一緒に歩いてくれた。久々に嬉しかったな。

今日、事務所の中庭の草を刈った。きれいになった・・・。