男はつらいよ 寅次郎恋歌 「人間は、絶対に一人じゃ生きていけない」

男はつらいよ

みなさん、こんばんは!日本共産党の手塚弘司です。昨日、174回目の原発反対行動に行って、大きな声で叫んだあと、近くのうどん屋でかけうどんを食べて駐車場へ・・・。駐車場の担当の男性が、「車、ライトが付けっぱなしやったでよ」と・・・・。

わ!やだやだ!どうしよう・・・。案の定、うんともすんとも言いません。ロードサービスに電話をして、なんとかエンジンはかかりました。その帰り、薬局へ寄ると、なにか車の調子が変。ん?パンクしているんじゃないか・・・???よく見ると、タイヤはツルツルで、溝が無い(笑)・・・これは大変とスペアタイヤに変えて自宅へ帰る。ふと見ると、もう片方のタイヤもツルツル・・・。空気が無い・・・。

踏んだり蹴ったりとはこのことか。

今朝は事務所に行く前にタイヤ交換、バッテリー交換・・・。おかげさまで気持ち良く走ることができるようになりました。普段、なにげなく車を運転していますが、車の有難さを感じました。ありがとう・・・。

今日の午後は大事な会議。明日は決起集会。そして会議。宿直・・・。毎日、時間に追われています。立ち止まって、ふと考える時間が欲しくなります。今、寅さんの映画を思い出しています。

寅次郎恋歌!

博の父、志村喬の言葉が心に残っています。第8作「寅次郎恋歌」からのワンシーンです。

博の母が亡くなり、一人になった博の父の事が心配でしばらくいっしょにいる事にした寅さん。ある夜、酒を飲んで上機嫌の寅さんに博の父が語ったセリフです。

志村喬 男はつらいよ

寅次郎君、今、君は女房も子供もいないから身軽だと言ったね?

あれはもう十年も昔の事だがね、私は信州の安曇野という所に旅をしたんだ。

バスに乗り遅れて田舎道を一人で歩いている内に、日が暮れちまってね。

暗い夜道を心細く歩いていると、ポツンと一軒の農家が建ってるんだ。

リンドウの花が、庭いっぱいに咲いていてね。

開けっ放した縁側から、明かりのついた茶の間で家族が食事をしてるのが見える。

まだ食事に来ない子供がいるんだろう。

母親が大きな声でその子供の名前を呼ぶのが聞こえる。

私はね、今でもその情景をありありと思い出す事ができる。

庭一面に咲いたリンドウの花。

明々と明かりのついた茶の間。

にぎやかに食事をする家族達。

私はその時、それが、それが本当の人間の生活ってもんじゃないかと、ふとそう思ったら急に涙が出てきちゃってね。

人間は、絶対に一人じゃ生きていけない。

逆らっちゃいかん。

人間は人間の運命に逆らっちゃいかん。

そこに早く気がつかないと、不幸な一生を送る事になる。

分かるね、寅次郎君。

寅次郎恋歌

「しあわせ」とは何か・・・。時々は考えたいと思います。お前は今、「しあわせ」なのか?そうだね、きっと「しあわせ」だと思う。今夜はここまでにします。おやすみなさい。

 

カテゴリー: 未分類   作成者: てづかこうじ パーマリンク
てづかこうじ

てづかこうじ について

●1961年生まれ ●1979年県立板野高校卒業・鳴門信用金庫就職 ●1980年劇団ほじゃなを結成  藍住子ども劇場運営委員長、日本アマチュア演劇連盟理事、徳島演劇協会副会長  鳴門信用金庫職員組合委員長などを歴任 ●2003年徳島信用金庫を退職  日本共産党の専従に  現在、日本共産党阿北地区委員会委員長

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