1995年9月28日 郷土文化会館大ホール
今日は懐かしい作品を思い出していました。私が主宰している劇団ほじゃなの結成15周年記念公演作品です。結成当時から東京キッドブラザースの作品を繰り返し公演してきた私たちは、15周年記念にオリジナルミュージカルを・・・と脚本を浅香寿穂さんに依頼しました。音楽は昔から長いお付き合いのあった下竹啓三さんと松原孝郎さんにお願いしました。振付は坂東貴美代さん。照明は植澤年昭さん、音響は尾形泰典さん。すばらしいスタッフを迎えて15周年記念ミュージカルは大成功に終わることができました。郷土文化会館大ホールが満席となりました。開場前から長い長い列ができました。
他の劇団のある代表の方がこんなことを言われました。「けっして上手ではない。はっきり言って下手だと思う。しかし、何で毎回こんなにもお客が会場にあふれるのか・・・。県下1の集客力のあるこの劇団はとても不思議な劇団だと思う」と・・・。
真面目に一生懸命にまっすぐに頑張ってきました。毎回毎回、舞台を見に来てくれたお客さんが元気になって帰ってくれることだけを考えて舞台を創ってきました。
舞台って本当に素晴らしいと思います。今でも大好きです。観るのは大好きですが、やっぱりスポットライトを浴びて舞台に立つのが好きです。また、いつか、舞台に立てる日が来るといいなあ・・・って思っています。
今日は18年も前の作品を懐かしく思い出していました。
このミュージカルの詞はほとんど私が書いたものなんですが、そのなかで気に入ってるものをひとつだけ紹介します。
【嘆き】
くやしさはゆっくりやってきて 僕とならんで腰をかけた
あっちへ行けと言ったのに いきなり僕にしがみついた
大きな声で バカヤローと 叫んでみる
正直者が ばかをみる 今
ずるがしこいやつらがあまりにも 多すぎる
何が正しくて何が正しくないのか
言いたいことが 言えない世の中なんて
こみあげる くやしさ 涙 いらだち 怒り
どこへぶつければ いいのか
震えるこぶしにぎりしめたまま 唇かんで空を見る
ゴミ箱に捨てられた自由 未来は決められたレールの上
首を縦に振ることしか知らずに 疑問なんて抱かずに歩いてきた
汚い大人に誰もなりたくはないんだ
だけどいつかは 汚れてしまう
心の汚れ落とす せっけんがあればいい
何が正しくて何が正しくないのか
言いたいことが 言えない世の中なんて
こみあげる くやしさ 涙 いらだち 怒り
どこへぶつければ いいのか
震えるこぶしにぎりしめたまま 唇かんで空を見る
明日は46回目の徳島金曜日行動です。みなさん、また元気にデモ行進しますよ~!徳島駅前に午後6時集合です。
今日はここまで!おやすみなさい・・・。